九州大学病院 心臓血管外科

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当科手術の特色

先天性心疾患

成人先天性心疾患(ACHD)手術

・“成人先天性心疾患”は耳慣れない言葉ですが、先天性心疾患をもったお子さんが成人に達した患者さんを示します。日本では、年間約9000人の先天性心疾患の患者さんが成人に達するとされており、現在では40万人を超えています。
成人先天性心疾患の患者さんの数はすでに小児の先天性心疾患患者数を超えています。これら成人先天性心疾患の患者さんの3分の1は中等度以上の重症度を有しており、さまざまな続発症に対する治療が必要となります。
当科ではいち早く成人先天性心疾患専門外来を設け、症例数と手術成績でトップレベルの実績を有しています(図6)。

  • 図6.成人先天性心疾患手術

主な手術としては

・ファロー四徴症術後肺動脈弁置換術(PVR)
・フォンタン転換手術(TCPC conversion)
・修正大血管転位症(ccTGA)
・部分房室中隔欠損症手術(pAVSD)など
ですが、最近では大動脈基部置換術や多弁置換など複雑な症例が増加しています。先天性心疾患に対する植込み型補助人工心臓も現在までに3例行っております。
 図6に当科における成人先天性心疾患手術数の推移を示しています。成人先天性心疾患手術が次第に増加していることがわかります。成人先天性心疾患に対する外科治療は、小児の専門施設では難しい側面もあって、さまざまな成人の診療科(循環器内科、糖尿病内科、腎臓内科、肝臓内科など)が混在し、さらに成人心臓手術、小児先天性心疾患に対する手術も行っている施設があたるべきであり、九州大学病院の使命であると考えています。

おわりに

先天性心疾患の治療は、帯刀講師を中心に行っています。何かご不明な点等ありましたら、いつでもご連絡ください。
帯刀英樹(たてわきひでき) tatewaki@heart.med.kyushu-u.ac.jp