九州大学病院 心臓血管外科

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当科手術の特色

虚血性心疾患・その他

不整脈外科治療(MAZE手術)

不整脈は、脈が乱れることであり、この中には脈の数が多くなるもの(頻脈)、少なくなるもの(徐脈)、ばらばらで不規則になるものに大きく分類されます。薬物治療、電気生理学検査の発達により、いろいろな治療が治療できるようになってきました。

そういった中で“不整脈治療で手術??”と思われる方も多いと思います。そんなことはありません。薬で治りにくかった不整脈が手術で治ったという患者様もおられるのです。ここでは心房細動という不整脈を例にとって説明していきます。

心房細動は、脈が乱れるという不整脈に分類されます。心房細動になりますと、①自覚症状として動悸がする、②心臓の機能が低下する、③血栓塞栓症を起こす(脳梗塞などを引き起こす)など不都合なことがいろいろと起こってきます。治療としては、まず不整脈を引き起こした原因を除去することが1番ですが、それでもなお続く場合には薬物治療が行われます。心房細動を規則正しい脈 (洞調律)に戻そうとする治療、戻せなくても脈拍数を調節しようとする治療があり、内科の先生方により患者様に合ったいろいろな薬が選択されます。

心房細動に対する手術は、1991年Cox先生らによって初めて報告されました。以来、手術方法も改良され、MAZE(メイズ)手術と名づけられております。九州大学心臓外科でも1995年からこの手術を取り入れ、2000年からはより簡素化した肺静脈隔離術を中心としたMAZE(メイズ)手術を行っております。通常の心臓手術に追加でおこなったとしても、手術時間は1時間も変わりません。当科における成績ですが、約70%の患者様で規則正しい脈に戻るのが確認されました。すべての患者様で有効とは限らないのですが、当科での手術経験から手術が有効な方、そうでもない方が少しずつ分かってきております。是非、御相談ください。