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九州大学病院心臓血管外科(大学院循環器外科学)では、
卒後3-4年目、初期研修終了後の方を対象に入局者を募集しております。
出身を問わず、幅広い分野で今後の心臓血管外科領域を
リードしていくことのできる外科医の養成を志しています。

九州大学心臓血管外科の特徴
当科でこれまでに行った患者年齢は0生日から92歳まで、体重は1.7 kgから100 kg以上と、ありとあらゆる患者に対応しています。ステントグラフト内挿術やMICS(低侵襲的手術)による弁膜症手術・TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)・左心補助装置植込みや心臓移植など広い分野で先進的な手術を行っています。心大血管手術数は年間約500例にのぼり、九州内では当施設でしか経験できない症例も多数あります。また、九州をはじめ中国四国地方に10の関連病院・関連施設を有しており、グループ全体では年間2000例以上の手術を行っています。外科専門医研修プログラム中に大学病院だけではなく関連病院での研修も行っていただき、ペースメーカー手術や末梢血管手術から段階的に術者トレーニングを行うことが可能です。各関連病院でも下図に示す研修プログラムに対する共通の認識を持っており、外科専門医・心臓血管外科専門医の取得はもちろん、その後の専門性の高い手技の習得を目指した計画的な研修が可能です。
関連病院(14施設)
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心臓血管外科修練の流れ
心臓血管外科修練(詳細)
研修医1-2年目
卒後3-6年目
卒後7-12年目
- ・心臓血管外科修練の継続(大学もしくは関連施設)
- ・心臓血管外科専門医の取得を目指します
- ・腹部ステントグラフトでは実施医取得のみならず指導医取得している者も数名います
- ・国内・海外での学会発表や論文投稿の指導を受けれます
- ・大学院入学(学位取得を目指す)、国内留学、海外留学などさまざまな選択肢があります
- ・経験手技や執刀症例(専攻医の体験談から)
卒後3-6年目で経験できた症例以外に
- ・内胸動脈採取
- ・心室中隔欠損閉鎖術、動脈管結紮術
- ・僧帽弁置換術
- ・冠動脈バイパス術
- ・上行大動脈人工血管置換術
- ・弓部大動脈人工血管置換術
- ・下肢動脈バイパス術
心臓血管外科修練期間終了後
- ・執刀医としてのトレーニングを継続する
- ・心臓血管外科修練指導医の取得
- ・海外での研究や臨床留学の継続
- ・大学のスタッフ、関連施設の上級医師、若手心臓外科医の指導
手術手技研修・指導(wet laboの開催)
- ・年に2回ほどブタの心臓を使用した手術手技のトレーニングの機会があります
- ・大学や関連施設から学生、研修医、若手心臓血管外科医など集まり、実際の指導を受けることができます
- ・心臓の解剖の確認や大動脈弁置換や冠動脈バイパス術などの手術手技の確認を行うことができます。
- ・また参加者には心臓血管外科専門医取得に必要なoff the jobトレーニングの時間の一部として証証明書を発行しています。
院内での招待講演の開催(国内交流・国際交流)
- ・定期的に海外の研究や臨床で著名な先生方をご招待して院内講演を行っていただいております。
- ・また国内からも他施設での教授もしくは分野ごとの最先端をいく先生方をご招待し、ご講演を行っていただいております。
- ・直接九州大学病院内でご講演を聴ける絶好の機会です。
- ・学会や大きな会場での講演会と違い、ご講演いただく先生のとの距離も近く、学生や若手心臓外科医なども質問しやすい環境を提供できるようにしております。
- ・2024年11月11日
米国・Brigham and Women’s Hospital Associate Surgeon 伊藤 彰伸 先生
米国での重症心不全に対する心臓移植(脳死下、心停止下)や補助人工心臓における治療の現状・今後の展望
- ・2024年10月18日コロンビア大学メディカルセンターの高度心不全・心臓移植部長 Nir Uriel 先生
心不全分野や機械的循環補助、心臓移植の分野について
- ・2024年7月23日
ミシガン大学胸部外科Clinical Assistant Professor 福原 進一 先生
「米国における教育とトレーニング/循環器の最新」
- ・2024年2月8日
慶応義塾大学医学部心臓血管外科 教授 志水 秀行 先生
「The Shimizu 〜 本邦⼤⾎管⼿術におけるオープンステントの歴史 〜」
専攻医勤務体制
- ・週ごとに手術担当、病棟担当分かれています
- ・平日の日勤帯は術後管理専門のICU医師が2名おり、専攻医の仕事は軽減されています
- ・手術に入る人と術後管理をする人を分けることでメリハリのある勤務体制を目指します
- ・手術担当の専攻医は手術が終わるとduty freeです。手術の復習や次の日の手術の予習、論文を読む、学会発表の準備、休養するなど自分自身で時間を有効に使用することが可能です
- ・夜間の当直は1人あたり月に4回程度になるように皆で協力しています
定期的な振り返り
- ・定期的に教授との面談の機会があります
- ・修練の進行具合、希望の施設、希望の専門分野、研究や海外留学などの相談など
- ・よりよい修練期間とするためにも自分のプランと現実の違いなどあれば適宜相談できる環境は必要と考えております
留学について
これまで多くの教室員が海外留学を経験しています。留学先は以下の通りです。近年臨床による留学は難しくなっていますが、留学に必要な資格を取得し数名が海外で活躍中です。