九州大学病院 心臓血管外科

第4回九州・沖縄地区補助人工心臓研修コース

ディレクターご挨拶

教授 塩瀬 明
九州大学大学院医学研究院 循環器外科学
教授 塩瀬 明

このたび、九州大学病院地区におきまして昨年に引き続き「第4回九州・沖縄地区補助人工心臓研修コース」を2019年11月23日(土)に開催させていただくことになりました。これまで,およそ200人の方々に参加して頂きました。今回も多くの医師、看護師、CE、パラメディカルの多くの方々に有意義なコースにできればと考えております。

今回から,午前の教育セッションはBasicとAdvancedの2コースを行います。補助人工心臓の基礎全般のコースとアドバンス的な内容のコースから選択できるようにいたしました。アップデートランチョンセミナーの後の午後の部は,各々の補助人工心臓のシステム、植込み手技、臨床成績の講義を行い、その後、ハンズオンと医師部門と看護師・CE・パラメディカルの部門の2コースの口演に分かれます。
当研修コースは「補助人工心臓治療関連学会協議会」が認定するものであり、施設認定(植込型補助人工心臓実施施設,小児用補助人工心臓実施施設,植込型補助人工心臓管理施設)、個人資格(植込型補助人工心臓実施医,小児用補助人工心臓実施医,植込型補助人工心臓管理医(「植込型補助人工心臓管理医」は新設)の対象クレジットになります。また,ハンズオンは心臓血管外科専門医認定機構off the Job Training受講対象コースです。

これから補助人工心臓治療を始めたいと思われる施設、既に準備を進めている施設、補助人工心臓治療を行っている施設のそれぞれに対応したメリハリのあるプログラムを目指しております。

この研修コースを通じて、VAD認定施設と連携を築いて頂き、多くの施設で円滑な補助人工心臓治療が行われるようになることを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。