九州大学病院 心臓血管外科

先輩の声

九州大学病院心臓血管外科で活躍する、先輩達の声をご紹介します。
入局を決めた理由や魅力、やりがいなどを語っていただきました。

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心臓外科医として
学ぶべき事が
ほとんど網羅できた

満尾 博

九州大学心臓血管外科 / 満尾 博(2014年卒業)

mitsuo hiroshi

 私は現在医師5年目で、九州大学病院にて心臓血管外科レジデントとして働いております。
もともと循環器(心臓)という分野に興味を持っていました。それに加えて手術をしたいという希望もありました。大学5年生でポリクリが始まり、最初は腹腔鏡やダヴィンチを使用した手術をしたいと思っていて、消化器外科を考えておりましたが、どうしても消化器疾患に興味が持てませんでした。ポリクリの終盤で心臓外科を回り、自分がしたいのはこれだと気づきました。6年生のときに九州大学病院へ見学にきました。関連施設を含め心臓外科手術を幅広い分野で行っている九州大学心臓外科を入局先として決めました。

違う角度から学ぶことができ、
心臓外科についての知識が
より深まった

 研修医2年目のときに九州大学心臓外科にて合計4か月研修しました。研修医のときには、3年目のレジデントの先生と同じように症例をあてていただき、心臓外科について多くを学ぶことができました。3年目からの心臓外科生活に関してもイメージをもつことができました。その後は、下関市立市民病院、福岡市立こども病院と1年ずつ関連施設をまわり、現在の九州大学病院へ戻ってきました。下関では大人症例に関して、手術適応、術式検討、術後管理、急患対応など心臓外科として基礎となるものを勉強できました。動脈血管露出や静脈グラフト採取、開胸操作など基本となる手技についても多くの経験をさせていただきました。福岡市立こども病院では、小児疾患について重点的に勉強できました。最初は知識が追い付かず苦労しましたが、こども病院でしか経験できない症例を多く経験でき、心臓の発生や解剖、手術方法などについても、違う角度から学ぶことができ、心臓外科についての知識がより深まりました。大学に戻ってからは、心臓移植、補助人工心臓、大動脈弁形成術、低侵襲手術、経カテーテル的大動脈弁留置術、肺動脈血栓症に対する血栓摘除、その他多くのECMO症例を経験することができ、九州大学病院とその関連施設でのローテートで心臓外科医として学ぶべきことがほとんど網羅できるように思います。

どんな方にも平等に
機会が与えられます

 学生・研修医ころにいろいろな施設(関東など)へ見学へ行きましたが、そこで感じたのは心臓血管外科医になるには、どの施設にいっても結局は自分次第ということです。また、僕の近い世代では出身大学が九州大学以外の人も多くいます。九州大学病院では、どんな方にも平等に機会が与えられます。
 心臓外科へ興味のある方、やる気のある方は、ぜひ一度見学に来てみてはいかがでしょうか。